After Effectsで編集 ビフォー&アフター2
昨日に引き続き、今日も編集で映像をかなりかっこよく見せている具体例があったので、そちらをご紹介。今回もミュージックビデオです。
今回の作品もデジタル一眼で撮影したもので、なんと予算は$2,000(約16万円)!まさかキャストの費用もそれに入っていないよな、と心配になってしまいます。と、いうか、それよりも何よりもこのレベルの作品をその予算で制作してはいけないと個人的には思ってしまいます。
こちらが完成版です。
ノスタルジック、かつ、フィルムノワール的な、かなり私好みな作品です。
一体、どの辺りが特殊効果(VFX)なのか、ちょっと分らない部分もありますよね。
Golden Hits @ AMAZON
ちなみに歌はサラ・ヴォーンの「Whatever Lola Wants」です。
このベストアルバムに入っています。
さすがにベストと言っているだけに、「Misty」や「Lullaby Of Birdland」など彼女を代表するような素晴らしい曲が沢山入っています。
「ポチ!」としてしまいそうになりました…。
では、次に、そのVFXをテストした映像です。
見る限りだと、スローモーションとカラーコレクションのテストのようですね。ライティングテストも兼ねてるのかな。
最後に元の映像と完成版を見比べてみましょう。
実はエライことになっているのが分ります。
まず3Dで簡単に動く絵コンテを用意して、それに合わせて撮影し、合成、編集…。言葉にしてしまうとたったこれだけですが、実際問題としては結構な作業量です。
技術レベルの高さが評価されたのか、ここで使っているソフトウェアの紹介にも使われています。
VFXというと、キラキラで派手で…、というイメージを持ってしまいがちですが、こういった古臭い感じにも上手に使えるという素晴らしいサンプルだな、と思いました。
この予算じゃ嫌だけど、こんな仕事がしてみたい。