6月1日は写真の日

6月1日は写真の日

6月1日は日本で最初に写真が撮影された日ということで、「写真の日」と言うことらしいです。

日本写真協会によると、「写真の日」が制定されたのは1951年だそうです。
ちょっと可笑しいのがその制定根拠となっていた日本で写真が最初に撮影された日というのが実は間違いだったということ。元々の制定根拠は、天保(1841)12年6月1日に薩摩藩の島津斉彬という殿様を撮影した、という事らしいのですが、調べてみたら実はこれが安政4年(1857)9月17日だったんだそうです。何事も裏を取るのは大事ですねぇ…。

世界的には8月19日が「写真の日」とされているようです。ちなみにこの制定根拠はダゲレオタイプという世界初の実用的な写真撮影方法で、その特許を買い上げたフランス政府が「誰でも使って良いよ!」と豪気に宣言した日からなんだそうです。これは間違いようがありませんね。

ちなみに、「ピンホール写真の日」なんていうのもあるようです。

と、言う訳で今日は私の好きな写真家をリストしてみました。

 写真は見たことがあるけれど、名前は知らない、というのがRobert Doisneauではないでしょうか?ロベール・ドワノーの「超」有名な「パリ市庁舎前のキス」は恋人たちの一瞬を捉えた写真で、日本のみならず世界中で誰もが知っているのでは、と思ってしまいます。実はこの写真、カップルにポーズしてもらったとか…。

 いくら有名でもやはり良いモノは良い!ということで、Henri Cartier Bressonです。
20世紀を代表するカメラマンで、スナップやポートレートを主に撮影していました。白黒、というか光と闇のコントラストが本当に美しいのです。
かの有名なマグナムフォトをロバート・キャパらと創立しています。

 マグナム・フォト繋がりで行くと、当然Robert Capaは忘れられません。今流行りの戦場カメラマンであり、報道写真家でもありました。様々な戦場で一度見たら忘れられないような写真を何枚も撮影しています。この人の作品を見ると、戦場写真家とは恐ろしい仕事だなぁなんて思ってしまいます。

ふと気付いたら昔のカメラマンばかりだな、と気づいて最近の人で好きな写真家は、と考えたら何故か女性ばかりでした。どうもアート系の作品が多くなりますね。

 Sarah Moonは元モデルで、ファッション系の写真を多く撮影していました。
印象派のような作風で、孤独感や記憶などどこかふわふわしていながら、死やデカダンを感じさせる作品が多く、大好きです。92年ごろには「ミシシッピーワン」という映画も監督していたと思います。

 Cindy Shermanは映画のスチールのような写真を撮影する人です。
ただ、凄いのは基本、モデルはすべて自分…。例えば死体や少女などなど、様々な作品の中の主人公がメイクをした彼女なのです。死と性がテーマなのかなぁ…。かなり恐ろしい作風ですが、何故か好きなんです。

 有名人を撮影させたら天下一品、みたいなのがAnnie Leibovitzですね。
彼女の比較的昔の写真は良いですね。瞬間を捉える、という意味でリアル感があります。何処かで彼女が撮影しているのを見たことがあるのですが、たまたまかもしれませんが、とっても大がかりで驚きました。昔の作品とは違い、作り上げた世界を撮影している感じでした。

なんで女性ばかりなんでしょう?と思い、よーく考えてみたら、まだまだいました、好きな写真家。

例えばBruce Weber。彼の監督した「Let’s Get Lost」という晩年のチェット・ベイカーのドキュメンタリーも良かったなぁ。Richard Avedonも…。アヴェドンのマリリンなんて最高だったなぁ。Helmut Newtonもいた!ということで、結構男性でも好きな写真家がいました。

いくら好きな写真家は多くても、間違いなしに影響されたと断言できるのは2人。

浅井 慎平
小中学校で娘さんと同じ学年で、何度かお見かけした事もあるのですが、勇気がなくて話しかけはできませんでしたね…。
昔、森永のキャラメルにポストカードのような作品がおまけでついていました。何故その写真が大好きだったのかは記憶にないのですが、私は他の子供がビックリマンチョコに走るのを見ながら、浅井さんの写真欲しさにキャラメルを買っていました。
この頃、既に色々なモノを撮影していましたが、当時、静物を撮影するなら彼みたいに!と思ってやってましたね。

Wim Wenders
Wim Wenders ヴェンダースは多少物心ついてから影響を受けました。彼の作品はとにかく淋しいものが多いんですね。その空虚感が大好きで…。
彼の映画作品は大好きなモノが多いのですが、写真家としての活動もとても良いです。

Nighthawks by Edward Hopper

ヴェンダースはEdward Hopperなどに影響を受けているようなのですが、彼の作品集の表紙と、ホッパーの代表作のひとつ、「Nighthawks」を見ると、わかりますよねぇ。

しかし、あのキャラメルに入っていたカードのコレクション、どこに行ったかなぁ…。

Tags: , , , , , , , , , , , ,

Leave a Reply





Spam Protection by WP-SpamFree