テキスト読み上げ

テキスト読み上げ

テキストを読み上げるソフトが結構出ています。中には「ナレータの代替品」として展開しているモノもありますが、実際どうなんでしょう。

私が映像作品を制作する時に必要不可欠なのが、ナレーションです。商品やサービス、はたまた会社の紹介、といった内容の映像を作る事がほとんどなので、ナレーション無しではとても成り立ちません。

ところが、ピンキリではありますが、このナレーション費用が結構掛かります。ここ数年は「映像は作りたい。でも予算はない」というお話が多いので、「人に伝わる」映像制作がモットーな私にとってはナレーションは悩みの種です。

まずは日本語。
多分、今、一番新しいのが、東芝が始めた「高品質音声合成クラウドサービス、ToSpeakOnline」だと思います。まだサービスが始まっていないのが、あまり詳しい情報が掲載されていませんが、東芝としては、教育コンテンツ向けナレーション広告・広報向けナレーションWebサービス読み上げ、施設内アナウンス・観光案内、機器向けガイダンス音声等など様々場所での展開を考えているようです。リンク先には実際の音声デモがアップされています。正直、まだまだロボットボイスだなぁ…。

映像編集用ソフトを販売しているグラスバレーが販売しているのが、「声の職人2」です。とは言っても実際に開発したのはエーアイという会社のようです。こちらは先に書いた「ナレータの代替としてのテキスト読み上げ」を強く推しています。実際のサンプルが上がっているので聴いてみると…。う~ん、これでナレーションの替わりにします!とクライアントには言いづらい…。
ちょっと良いな、と思ったのが、アニメ声です。開発元のエーアイの技術を取り入れた面白いソフトを見つけました。「VOICEROID+ 鷹の爪 吉田くん」です。これならかなり良い感じです!ただ、これを真面目な内容の映像作品のナレーションには…できない。

ここからは英語です。
英語のナレーターは最近値崩れしているのですが、それでも日本人のナレータに比べると1.5倍くらい費用が掛かります。また、演出する人間が英語ができないことが多いらしく、場合によっては通訳が必要だったり、色々と面倒です。

AudioPalはサイトやブログに音声やナレーションを埋め込む技術を提供しています。英語のみならず様々な言語に対応しています。日本語にも対応しているのですが、入力はアルファベットなので、現実的には使いにくいですね。FLASHで表示されます。
試しに、「Thank you for visiting tokyo flaneur. Please look around and if you like something, please come back again.」と言うの文章を読んでもらいました。

まずはイギリス英語です。意外なことに結構リアルです。

次はアメリカ英語。ちょっともっさり感があります。音声合成をしている感じもありますね。 

英語でテキスト読み上げのソフトというと、代表的なのが、Naturalsoft社の「NaturalReader」というソフトのようです。リンク先では音声が聴けますが、元になっている音が悪いのか、それともFLASHの音圧縮がきついのか、結構ノイジーです。

もうひとつ有名らしいのが、IVONA Text-to-Speechです。音質はキレイですし、イントネーションなどもあまりロボットっぽくはありません。ただ、何故か微妙にムーディーです。そして単語と単語の間に微妙に「間」があります。

実は事務所のプロモ映像を作ろうと思っているのですが、いかんせん、零細企業なのでとてもプロにお願いしてナレーション録音する訳にはいきません…。それで色々とテキスト読み上げを調べていたのですが、ダメですね…。自分の声を使うしかないようです…。

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