久々にすごい映画を観たなぁ – バトルフィールドTOKYO
深夜たまたまやっていた映画にTOKYOとあったので、ちょっと観てみたら、あまりの強烈さに最後まで観てしまいました…。
原題は「Monster」ですが、邦題は「バトルフィールドTOKYO」。配給会社があまりの酷さに、ジョン・トラボルタ主演の「バトルフィールド・アース」に重ねてしまったのでしょうか。多分公開はされずにDVDになったタイプの映画だと思いますが、とにかく凄い映画でした。
ストーリーはシンプルです。
環境保全関係のドキュメンタリーを撮影中の姉妹が東京に取材に出掛けます。出掛けた先で大地震に遭遇かと思いきや、実は蛟(みずち)という水の神様(ミミズの化け物みたいに映っていましたが、実際は蛇の神様だそうです)が出現し、大暴れ。その中を逃げまどう姉妹。さぁ、二人はどうなるのか?というお話です。
私はケーブルで観たので、パッケージは知りませんでしたが、これって「クローバーフィールド」じゃないの???と思わせる素晴らしいパッケージでレンタルされているようです。完全に勘違いレンタルを狙っていますね。
なんとなく低予算ということもあり、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」に通じる作りだったりするのですが、画面は揺れるし、ノイズは多いし、暗転は多いし、なんだこりゃ満載です。ドキュメンタリー制作中に災難に遭遇という設定なので、「Panasonic製」のビデオカメラで撮影していることに劇中ではなっているのですが、カメラはどんなに調子悪くなってもそんな映り方しませんからー!!!しかも、暗転が本当に多いんです。カット変りのたびに暗転すると言っても過言ではありません。本編87分なのですが、20分くらいは暗転してるんじゃないでしょうか?
米Amazonのレビューで、「頭痛を起こすXXXX」というレビューがあったのですが、正にその通り!大画面で観たら、頭痛間違いなしじゃないでしょうか。
ちなみに、アメリカ人の見た日本、という普遍的(!?)な勘違いはこの映画にも強く出ているようで、日本人はまったく英語を話せないようで、劇中に出てくる医者ですら、「I am a doctor」と言えません。劇中に出てくる日本人はほとんどが日本語を喋れないのも愛嬌です。撮影場所は東京なのかと思えば、さすが低予算。ほとんどがLAだそうです。
とにかく感動的に酷いので是非(とにかく安くレンタル)!