Maya Deren
マヤ・デレンという映像作家を御存じでしょうか？
40~50年台の前衛映像作家で、振付師であり、舞踏家であり、写真家であり、詩人でもあり…。コクトーやブニュエルと並び称される、ハイブリッドなクリエイターなのです。
学生時代に初めて見た時の衝撃は言葉では表せません。学生時代には沢山の「アバンギャルド」映像を見ましたが、当時の監督たちは「アタリハズレ」が大きかったり、作品数が少なかったりなのですが、彼女の作品は全てが強烈でした。
先日、ふと彼女の事を思い出し、調べてみると、実際の映像がオンラインで見れたりするじゃありませんか。
彼女の作品の中で私が好きなのは、最初の作品である「Meshes of the Afternoon(午後の網目)」です。白昼夢というか悪夢というか、シュールリアルな作品ばかりですが、一応ちゃんとストーリーがあるというか、起承転結があるというところが、ただの前衛映像作家じゃないと言ったら大雑把すぎますかねぇ。
これ以外にも5本の作品を完成しています。
- At Land
- A Study in Choreography for Camera
- Ritual in Transfigured Time
- Meditation on Violence
- The Very Eye of Night
どれも素晴らしい作品なので、是非。こちらですべての作品が観れるようです。
私は知らなかったのですが、2001年に彼女のドキュメンタリーが制作されていたようです（日本語版は発売されていないようです）。
In the Mirror of Maya Deren [DVD] @AMAZON
イメージフォーラムで、このドキュメンタリーの公開に合わせて映画祭もあったようです…知らなかった…行きたかった…。これも見てみたいと思っています。
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