なんじゃこりゃ?な東芝Libretto
東芝のリブレットと言えば、SonyのC1シリーズやThinkPadと同じようにコアなファン層がいるニッチなノートPCです。
今回、そのリブレットが5年ぶりに復活ということで、サイトを見てみました。
なんと通常のキーボードを排し、タッチパネル7インチワイド液晶を2画面搭載しています。
キーボードはバーチャルなったおかげで様々なタイプを選択できるようです。
約20cmX12cmということで、相変わらず小さいので、リブレットシリーズの伝統!?を裏切りません。しかも、WiMaxモジュールやBluetoothを搭載しています。62GBのSSDを搭載しているので、本当の意味でのモバイルノートですね。しかも、Windows7なので、Flashが見えないとかいうこともありません。
なのに、なのに、スペック表を見たら衝撃の事実が!
標準バッテリーでの駆動時間は約2時間!
大容量バッテリーでの駆動時間は約4時間!
モバイルじゃないじゃん!
素晴らしい機能とモバイル性能を持ちながら、バッテリー駆動時間が2時間じゃ、モバイルノートとしては使えません。
折角電子書籍ビューアーなんて気の効いたソフトが入っていても、会社への往復すら持たない可能性があるノートではおちおち読書もできません。
デュアルコアのCPUが入っているので、お気に入りのカフェでバリバリ仕事、なんて事を想像してもまったく意味がありません。
では、ホームユースなのかと言えば、このサイズですから、使い勝手があまり良くないでしょう。
とっても「なんじゃこりゃ?」なPCです。
時代がネットブックやiPhone/iPadのようなモバイルを求めていることは理解できても、その利用状況を理解しないでPCを作るとこうなります、という証拠のような迷機として時代に残りそうな気がします。