「夢」×「金」×「バカ」 by 糸井重里
お金のことを考える、という日経ビジネスのインタビュー記事が面白かった。
お金がすべて!という考え方と、お金がすべてじゃない!という考え方、そしてのその狭間。
お金に対する気持ちは人それぞれ。
この記事で糸井氏が言っているのは「お金を儲ける話ばかりじゃなく、お金を創造的に使うという話も大事じゃないか」ということ。
確かに、このご時世、いくら頑張っても高度成長期のように給料が上がり続け、ボーナスが何カ月分も出る、なんて言う事はほぼ皆無。副業をいくら頑張っても本業を超えるようなお金を生み出せるチャンスと言ったら…。
そこで、「夢」×「金」×「バカ」という話。
今なら東京スカイツリー、昔なら東京タワーやエンパイアステートビルのように莫大な費用を掛けて作られる巨大建造物にはある種のロマンがあるという。確かにそういう部分はあるかもしれない。「big is good」というアメリカンなコンセプトは、もしかすると、人間の深層心理に根付いているのかもしれない。そういえばDiscovery Channelで巨大建造物を特集した番組シリーズもあった。まったく興味が無くても見続けるだけの何かが取り上げられる巨大建造物にはあった気がする。
私なら創造的にどうやってお金を使うのだろう…、とちょっと考えてみる。
もし、この「夢」×「金」×「バカ」を兼ね備えてこそ、創造的なお金の使い方ができるんだとしたら…、ダメ、「バカ」しか持ってない…。