一眼レフシミュレーター

一眼レフシミュレーター

これは凄いなぁ…。

子供の時にこんなのがあれば、お小遣いをヘタックソな写真の現像につぎ込まなくて良かったのに…、と思ってしまうシミュレータです。

デジタルになって、本当に色々なものが「バーチャル」に体験できて、ちょっとうらやましいような…。

イメージ

たまたま見つけたのですが、これが中々すばらしいのです。
カメラの基本ともいうべき、露出とシャッタースピードの関係が勉強できる一眼レフシミュレーターなのです。口で説明しても分りにくいのが露出とシャッタースピードの関係ですが、これなら一目瞭然です。

CANON系のシミュレータで、絞り優先(Av)、シャッター優先(Tv)、そしてマニュアルの3通りの設定で、露出とシャッタースピードの関係性を実際に撮影する事で見る事ができます。
ちなみに、NikonならAが絞り優先、Sがシャッター優先となります。
PanasonicはNikonと同様、絞り優先がAで、シャッター優先がSになります。

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試しに、という事でサンプルを用意してみました。結構極端な例になりますが、この方が分りやすいかと思います。

f2.8
こちらは露出がf2.8、シャッタースピードが1/1,250の場合。
背景の「ボケ」効果が狙える設定ですね。被写体の女の子にはピントが来ていますが、それ以外はボケボケです。

f10
次は露出がf10、シャッタースピードが1/100の場合。
こちらは安全な設定です。撮りそこなる可能性が少ないですね。背景の「ボケ」効果も期待できる被写体深度でありながら、シャッタースピードがあまり速くはないので、風車が勢いよく回っているのが感じられます。

f14
そして、露出f14、シャッタースピード1/50の場合。
あまりカメラに自信がないと、手ぶれしそうなギリギリなシャッタースピードです。背景が大分はっきりしてきました。

f36
最後に、露出f36、シャッタースピード1/8の場合です。
こんな設定はほぼありえませんが、被写体の女の子にも、背景の滑り台にもフォーカスを当てようとすると…、シャッタースピードが遅すぎますね。完全にぶれています。

個人的にはお薦めは2つ目の設定ですね。勿論、撮影環境次第で設定は変えないといけませんが、基本はこれです。
「ボケ」が要らないなら露出の数字を上げます。これをカメラ業界では「絞る」と言います。逆に、「ボケ」が欲しい!という場合は露出の数字を下げます。カメラを絞り優先設定にしておけば、シャッタースピードは適度なものに調整してくれます。

勿論、こういった参考書で真面目に勉強すると、理論的に理解できるので良いと思います。

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