参院選近し…、CMを見て思う

週末には参院選です。W杯に侵されたメディアではあまり選挙に向けての情報が見られませんね。

ただし、CMは別です。

自民党、民主党、公明党の3党のCMは良く見ます。

私は選挙にはちゃんと行っていますが、いわゆる「ノンポリ(死語!?)」なので、どのCMを見ても「ホー」くらいの感覚でしかないのですが、CMを見ていて気になる事がありました。

どのCMもかっこよさばっかり狙ってないか?

一番、それを感じたのが、自民党。

なんでこんなにカットを変える必要があるのでしょう?谷垣さんの視線が常にカメラを向いているのなら、それはそれで理解できるのですが、氏が正面を向いて話しているのを複数のアングルから撮影し、それを繋げています。最近は海外ドラマなどでこういった手法を用いることが多々ありますが、これは視聴者を不安にさせたりするのに有効な手段なんですね。

TVでは観た事が無いのですが、超若手のはずの小泉さんを使ったパターンもありました。こちらも手法はまったく同様。ただ、こちらはもっとまずくて、顔にシャドーがかなり載っています。これは威厳のある悪人なんかに使われる手法です。
ちょうどこんな感じですね。
ビト・コルレオーネ

さて、次は公明党。

これが何故か自民党と同じ手法です。ただし、予算はこっちの方が掛っていますね。多分アメリカの政党CMなどを勉強されてるのだと思うのですが、日本ではこの重厚感のあるバックドロップはどう判断されるのでしょうね。あと、何故か山口さん、若干上を向いてお話をされています。首元を締めていないので、何処か違和感を感じます。あごは引いてお話しするべきですね。

次は与党である民主党。

こちらは比較的普通な作り。予算もあまり掛けず、菅さんの歴史を見せています。上手い、と言えば一番上手いのかなと感じます。

国民新党はびっくりなCMです。今時こんなので良いのかしら…?ただ、驚くほど手法が自民・公明に似ています。

社民党はオーソドックスな政党CMですね。

みんなの党も同様にオーソドックス。

共産党はネットCMということで、YouTubeで公開していますが、なんだかよく分かりません。ラジオCMに映像を付けた、みたいな作りです。

新党改革、たちあがれ日本は参院選に向けて、ということでのCMは無いようでした。

以前、あるPR会社がある政党の選挙活動をマネージメントしたところ、見事大勝したという話があります。結局はプロモーションの力で、中身(政策)はさして重要ではないという要素もある選挙ですが、今日本は中身のないことをする余裕はありません。少なくても個人的には。今の日本の閉塞感を打破して、上手い事日本を立ち直らせてくれる政党はどこなんでしょうか。

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