アフガンから脱出した16歳の少年
正直、胸が痛くなるような、ちょっときついドキュメンタリーですが…。
イギリスとフランスの間にあるドーバー海峡を渡る船が出る町のひとつが、フランスのカレーです。この町をドキュメントするつもりで、この映像作家たちはカレーに入り、そこでこのドキュメンタリーの主役である、アフガンからの16歳の少年に出会います。
彼はアフガニスタンからの脱出者。多分、これはそう珍しい話ではないのだと思います。実際、映像の中には同じ境遇の脱アフガン者が大勢出ています。何故アフガニスタンからイギリスを目指すのかは正直分かりません。言語も宗教も違うイギリスに新天地を求めて、どうにかフランスのカレーという港町まで彼らは到着するのです。しかし、ドーバー海峡を渡るのが非常に難しいのだそうです。
まるでフィクショナリー（フィクションとドキュメンタリーを合わせた造語）のように、その後この少年には嫌なハプニングが続きます。これもきっとその他の脱アフガン者にも起きている、別に珍しいことではないのでしょう。しかしこの少年は健気にその状況に向かい合います。
こんなに良くできたドキュメンタリーがDailymotionに上がっていて、多分放送はされていないなんて、勿体ない。沢山の人が見るべきなんじゃないかなと思いました。残念なことに日本語字幕はありませんが是非ご覧ください。
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